『胸を張る』姿勢を続けると太りやすくなる!

こんにちは!リバウンドtrainer@はてです。

 

今回は意外と知られていない『胸を張る』姿勢が太りやすくなる事についてお伝えします!

 

正しい姿勢。

皆さんの中で正しい姿勢とはどのような状態を想像しますか?

  • 背骨が真っすぐ
  • 骨盤が立っている
  • 顎が引けて、目線が真っすぐ

などの表現が正しい姿勢において多く使われると思います!

 

とくに多いのが『胸を張る』という表現です。

 

背中が丸くなった状態では猫背と言われて、猫背の状態が癖ついてしまうと肩こりや腰痛・太りやすくなる原因にもなってしまいます。

それを解消するために胸を張る事を意識している人は非常に多いと思います!

 

実はコレ。間違いです(笑)

 

おそらく今までに聞いた事が無い内容だと思いますし、何言ってんだこいつと思いますが今回の内容は

ダイエットはもちろん、日常生活で今後長い期間に渡り健康で居るためには必要不可欠な要素です。

 

今回は間違った姿勢である『胸を張る』事に対する解説と正しい姿勢を作る方法をお伝えします!

そもそも『猫背』とはどんな状態か?

まず猫背とはどのような状態の事なのかを説明します。

猫背かどうかの評価を行う背骨・胸椎(胸・背中の骨)ですが全部で12個あります。

その最初である胸椎1番と最後の胸椎12番の上辺から直線で結んだ角度で猫背かどうかが決まります。

 

少し難しいですよね。

もう少し細かく言うと、背骨は3つの部位(頸椎・胸椎・腰椎)に分かれていてS字カーブと言って各部位で滑らかなアーチを描いてバランス良く姿勢を保っています。

中でも胸椎は後弯(後ろにカーブしている)しています。

 

そこで先ほどの角度が関係して来ます。

胸椎の後弯角度(後ろに丸くなっている角度)56~69度が正常の角度・69度を上回ると円背姿勢で猫背56度を下回ると平背と言ってS字カーブが無い(ストレートネックなどの原因)状態になります。

引用:整体院 ゆじゅ

 

なかなか背中の丸みの角度を測る機会なんてないので難しいですが、

簡単に言えばめちゃくちゃ背中が丸いのはダメ・丸くなさ過ぎてもダメという事です!

+肩が前に出る・内巻き

猫背の特徴・猫背になりやすい原因に肩が前に出るという事があります。

引用:ヨガ的スローライフを始めましょ!

S字カーブが無い平背姿勢はあまり無いですが、過剰に背中が丸い円背姿勢では肩が非常に前へ出る傾向があります。

それは胸椎と肩甲骨の関係にあり、背中が丸くなると肩甲骨が外転(体の外側に移動する)する連動性があります。

更に腕が内側に捻る(内旋)動作も入ります。

その場でやってみるとわかりますが、猫背姿勢を作ると肩が前に出て内に捻りやすくなると思います。

この状態では腕や肩は上がらず可動域に制限が出てしまい、肋骨も締め付けられて呼吸がしにくいはずです。

 

この状態が癖ついては肩こりや頭痛の原因にもなりますよね。。。

なぜ『胸を張る』姿勢がダメなのか?

上記で猫背の説明をしましたが、多くの方が猫背を解消するために胸を張る姿勢を意識すると思います。

しかし胸を張る姿勢を意識する事は間違いで体への負担は非常に大きくなります。

 

なぜ胸を張る姿勢が間違いなのでしょうか?

簡単です。背中は丸くあるべきだからです。

 引用:Dr.KAKUKO

 

先ほどもお伝えしましたが、背骨にはS字カーブと言って体にかかる衝撃や負担を軽減させるためにバランスよくアーチがあります。

頸椎は前にカーブ・胸椎は後ろにカーブ・腰椎は前にカーブしてバランス良くS字カーブを構成してます。

これは人間が生まれ持った正しい骨格です。日本人・アメリカ人関係なく人間全員です。

 

そこで胸を張った姿勢を取るとどうなってしまうでしょうか?

本来正しい骨格・姿勢が崩れてしまうので体に不調が起きたり脂肪がつきやすくなってしまいます。

胸を張った姿勢から起こる代償

猫背を修正しようとして胸を張った姿勢が癖ついてしまうとあらゆる部位・箇所に悪影響・代償が出てしまいます。

肩こりの原因になる

まずは肩こりの原因になります。

胸を張る事で連動して肩甲骨が内転(内に寄る)します。

常に肩甲骨が内に寄っている状態になると肩甲骨周り・背中の筋肉が硬くなり肩こりの原因になってしまいます。

お腹に脂肪が溜まる・くびれが消える

次にお腹周りへ代償が出ます。

胸を張る事で肋骨が上を向き、後ろに倒れやすくなります。

この状態が癖ついてしまうと肋骨の下部(肋骨の下側)が開いてしまいます。

肋骨が開いてしまう事でウエストの幅が広がりくびれが出来にくくなる・お腹周りの筋肉が使えず脂肪が溜まりやすくなる原因になります。

股関節が使えなくなる・足が太くなる

そして股関節へ代償が出ます。

肋骨は骨盤の真上に位置しています。

1つ前に説明したように胸を張ると肋骨が上向きになると後ろに倒れやすくなります。

それを防ぐためにバランスを取って肋骨の下にある骨盤が前に移動します。

 

やってみるとわかりますがこの姿勢は相当きついです。

骨盤を支点にして肋骨を後ろに倒す事で膝が前に出ます。おそらくとても大腿四頭筋(前もも)が辛いと思います。

この状態が癖ついて日々生活をすると股関節や足がしっかり使えるはずがないので脂肪も溜まりやすくなってしまいます。

胸を張った姿勢の癖を解消する方法

まずは結論からお伝えします!

正しい姿勢・理想の姿勢・痩せやすい姿勢は『適度に背中が丸くなっている』状態です。

3つの部位を合わせて背骨のS字カーブなので頸椎・胸椎・腰椎がカーブ具合が全て同じくらいで居る事が大切でです。

しかしなかなか自分では判断する事が難しいので今回は少し置いて、

過剰な猫背と癖ついた胸を張る姿勢を解消して正しい姿勢を作る方法をお伝えします!

①仙腸関節ストレッチ

まずは背骨を支えている基盤となる骨盤周りをほぐします。

以前のブログでのお伝えした骨盤の後ろ側にある仙腸関節・お尻周りの筋肉を緩める事で背骨の柔軟性も出て来ます。

このようにストレッチを行って少しずつ緩んできたなと感じたら、少し背骨を動かしたり腰回りを揺らして見ましょう。より緩まる感覚が得られます!

②肋骨ストレッチ・ほぐし

次に肋骨のストレッチ。

胸を張った姿勢では肋骨に負担がかかるので肋骨周り・脇腹付近の筋肉がガチガチに硬くなってしまいます。

片手で後頭部を触って体幹を横に倒します。

この状態でストレッチがかかっている肋骨を優しくほぐしましょう!

少し痛いと思いますが肋骨と肋骨の間に指を入れてほぐすイメージで行うとほぐれやすいです。

深呼吸をすると肋骨は緩みやすいのでしっかり呼吸も行いましょう!

③背骨ストレッチ

最後に背骨のストレッチです。

骨盤をしっかりと立たせた状態から、上半身の力を抜いて脱力しましょう。

この時に腰当たりが伸びていると良いです!

より腰骨あたりが前に前転するイメージで行うと効果は高まります。

まとめ

  • 猫背は過剰に胸椎だけが丸くなりすぎてる+肩が前に出る・内に入る
  • 胸を張る姿勢は正しい姿勢ではない
  • 胸を張ると肩こり・くびれが消える・足が太くなる原因になる

今回の内容はダイエットだけではないです。

太りやすくなる骨格が胸を張る姿勢でもありますが、体に不調が起きてしまう大きな根本原因でもあります。

不調がある状態はダイエット出来る状態ではないので、まずはしっかりと正しい姿勢・骨格を体が覚えてから正しいトレーニングを行いましょう!

そうする事でリバウンドもせず生涯太りにくい体型を作る事が出来ますよ(^^)

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