今回は『肩痩せ』についてお伝えします。
体が大きく見えてしまう『肩幅・肩の脂肪』
この夏にはオフショルやノースリーブを着る機会は多いと思います。
もちろん夏だけではなく、冬場のニットやスーツなどで肩についた脂肪のせいでシルエットに厚みが出てしまう悩みを抱えている方は多いと思います。
足がスラっと細くても肩幅が広い・肩が大きいと体全体が大きく見えてしまったり、アンバランスな体型に見えてしまいます。
肩痩せ・肩幅と聞くと『骨格』が関わってくるから仕方ないと思っている方も多いと思いますが、その骨格を作り出している原因が筋肉に異常が起きているために支障が出ている場合もあります。
とくに肩痩せは非常に骨格的な要素が含まれますが、諦める必要はありません。
そこで今回は
をお伝えします!
目次
肩が痩せない・太くなる原因
まずは肩が痩せない・肩幅が広くなる・肩に脂肪がつく原因を理解しましょう!
- 肩こりで血流が悪い
- 悪い姿勢から肩甲骨が硬くなる
- 呼吸が浅く肋骨が開いて後ろに倒れる
が主な原因です。
①肩こりで血流が悪い
とくに多い原因である肩こり。
肩こりが起きてしまう原因にも様々ありますが、肩こりが起きている人に共通して言えるのがとにかく肩回りの筋肉が硬い状態であるという事です。
肩こりと言うぐらいですから、コリのように筋肉が硬くなってしまうと血流も悪くなります。
血流が悪くなる事でしっかりと筋肉を機能させる事が出来ないので脂肪が溜まりやすくなります。
②悪い姿勢から肩甲骨が硬くなる
肩痩せには肩甲骨の可動域がかなり重要になります。
肩関節は鎖骨と肩甲骨で構成されています。
胸に鎖骨が付着していて、鎖骨が肩甲骨を繋いで支えています。
その肩甲骨に上腕骨(腕の骨)がはめ込んでいる状態で肩関節が構成されています。
猫背や骨盤が倒れる事で背中や臀部の筋肉が硬くなる事で肩甲骨に付着している筋肉も硬くなり動かなくなります。
③呼吸が浅く肋骨が開いて後ろに倒れる
②の肩甲骨ですが肋骨の表面に沿って乗っているように位置しています。
その事から肋骨に異常が起きると肩甲骨にも支障が出て、肩関節の動きに制限が出てしまいます。
肋骨が硬くなる原因の1つに『呼吸』が浅い状態にある事があります。
呼吸をした際には本来肋骨は前後に膨らみます。
しかし猫背などの姿勢不良から胸の筋肉や背中の筋肉が硬くなって肋骨が潰されて横に膨らんでしまいます。
一般的には『リブフレア』と言う呼び方をされる状態です。
リブフレアの状態になると肋骨の上部(肩に鎖骨に近い上にある肋骨)がどんどん開いて肩幅も広がってしまいます。
肩痩せの根本原因は『体の力み』
上記の原因を作り出して肩回りを太くしてしまう根本原因は『体の力み』にあります。
ストレスや緊張・怒った時などの状態になって時に肩関節に力が入って肩が上に上がりませんか?
この状態が肩回りを太くする根本の原因です!
人間は緊張や興奮をすると1番最初に肩へ力が入ります。
少し表現がわかりにくいかもしれないですが、泣いてる子供や呼吸が乱れた状態にいる人は肩が大きく上下に動いていると思います。
あの状態は体がガチガチに力みを生んで肩と肋骨がくっついてしまう状態にあります。
本来であれば毎秒呼吸して使う肋骨だけが動けば良いのですが、ストレスなどから体に力みを生じて肩に力が入る事で呼吸と同時で常に肩も動いてしまっている状態にあるという事です!
簡単に言えば常に肩の上げ下げをしてトレーニングをしている状態という事です。
首周辺の筋肉を鍛える『シュラッグ』と言う種目がありますが、これを常に行っている状態です。
引用:CATHE
これでは肩の力は抜けないですし、肩痩せは無理ですよね。。。
肩痩せする方法・エクササイズ
上記の内容を改善するために
- 背骨
- 肋骨
- 肩甲骨
の状態を良くする必要があります!
肩痩せアプローチ:背骨
まずは上半身の緊張を取る、力を抜く事です。
肋骨は背骨に付着しているので背骨が硬い状態ではいくら肋骨にアプローチしても成果はありません。
なのでまずは上半身・背骨の力を抜く事から行いましょう!
立位で上半身を屈曲させて力を抜いたまま30秒~1分放置しましょう。
手をぶらぶらさせるとより上半身の力を抜く事が出来ます。
肩痩せアプローチ:肋骨
背骨が柔らかくなった次は肋骨です。
肋骨は骨盤と動きが連動しています。
そのため体幹を捻る動作を行うと肋骨をストレッチする事が出来ます!
仰向けになって片方の足を体幹跨いでクロスさせます。クロスした足と対角線の手で押さえて、反対の腕を大きく上下に動かしましょう!(右足をクロスさせたら左手で抑えて右手を大きく動かすと右肋骨をストレッチする事が出来る)
肩痩せアプローチ:肩甲骨
ラストは肩甲骨。
肩関節・肩甲骨は非常に可動域が広く、その分付着してる筋肉の数も多いです。
1つの筋肉が機能低下を起こしたり、硬くなって動かない状態になると全ての筋肉に支障が出てしまいます。
そこで複数付着してる筋肉をまとめてストレッチする方法があります。
それは回旋(捻る・ねじる動き)です。
右に捻る動き・左に捻る動きで筋肉が異なりますが、筋肉は同じ肩甲骨に付着しているのでまとめて筋肉をストレッチする事が出来ます。
まず手のひらを後頭部に置きます。そこから肘を支点に肘から腕までを伸ばしましょう。
この状態から腕を遠くに飛ばすように伸ばしながら腕を内・外に捻ります。
呼吸に合わせて往復10回ほど行うと非常に肩回りが楽になり細くなる場合もあります。
まとめ
- 肩痩せは骨格が悪くても解消・改善する事が出来る!
- 原因は肩こりで血流が悪い・悪い姿勢から肩甲骨が硬くなる・呼吸が浅く肋骨が開いて後ろに倒れる
- 根本原因は『体の力み』
肩痩せには骨格的な要素が少し含まれますが諦める必要はありません。
ボディメイクはまずしっかりとトレーニングで刺激が入る状態を作る事・歪みやズレなどを修正する事が必要条件なので是非参考にしてみて下さい!
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